探偵事務所の業務について

探偵事務所というと、ミステリーや漫画に登場する名探偵を連想する人も多いようですが、現実の探偵事務所の仕事はとても地道なものです。
最近になって施行された、探偵業の業務の適正化に関する法律という名前の法律は、探偵の仕事を、他人の依頼を受け、特定の人の所在又は行動についての情報を収集することを目的として、面接による聞き込み、尾行、張り込みその他これらに類する方法により、実地の調査を行い、その調査の結果を依頼者に報告する業務であると定義しており、探偵事務所の仕事もこの定義のとおりと考えられます。


実際のところ、現在の我が国において探偵事務所の業務として最も広く実施されているのは、配偶者の浮気調査です。



配偶者の不貞行為が原因で夫婦関係が破綻してしまったというケースは、世の中でしばしば見られますが、このようなケースでは、不貞行為の事実の立証ができるかどうかが、離婚に際して裁判所で慰謝料額や財産分与等の離婚条件を決める際にその内容を大きく左右する重要な考慮要素になりましすし、配偶者が不貞行為をした相手に対して慰謝料の支払を求めるのであれば、請求のための不可欠の前提となります。

そして、実際に訴訟が提起されて法廷の場における争いになった場合には、相手は不貞行為の事実自体を否定して争うことも少なくありません。

相手に争われた場合には、請求者の側において不貞行為の事実を客観的に証明しなければならなくなりますから、その証明のための動かぬ客観的証拠を収集しておくことが重要になるのです。しかし、浮気の証拠を集めようとしても、尾行や張り込み、聞き込みなどの調査を素人が簡単にできるはずはありません。



そこで、このような場合には、探偵事務所に浮気調査を依頼するのが賢明であり、実際に、探偵事務所の調査報告書によって、不貞行為に関する決定的な写真、動画、音声データなどが収集されて、裁判の勝敗を決定的に左右したという事件は、非常にしばしば存します。